同じ文字を繰り返しセットする 【注意書き】●VB.NET を使っているものとします。●動作環境は、Windows XX を使用しているとします。.NET でも、同じ文字を繰り返しセットすることが可能です。この機能を使えば、簡単に、文字列の中で特定の文字を伏せ文字に置換したい場合などに活用できます。フォームに次の様なコードを記述します-----------VB.NETコーディングここから-------------------1.フォームに、ラベルコントロール 、テキストボックスコントロール 、ボタンコントロール を配置します。 下記は、デフォルトのオブジェクトの名前と配置を示しています。 ┏━━━━━━━━┓┏━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃Label1 ┃┃TextBox1 ┃ ┗━━━━━━━━┛┗━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ┏━━━━━━━━┓┏━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃Label2 ┃┃TextBox2 ┃ ┗━━━━━━━━┛┗━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ┏━━━━━━━━┓ ┃Button1 ┃ ┗━━━━━━━━┛ ┏━━━━━━━━┓┏━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃Label3 ┃┃TextBox3 ┃ ┗━━━━━━━━┛┗━━━━━━━━━━━━━━━━┛2.ボタンコントロールの Button1 text プロパティに「作成」と記述します。 ラベルコントロールの Label1 text プロパティに「繰り返す回数」と記述します。 Label2 text プロパティに「繰り返す文字」と記述します。 Label3 text プロパティに「作成された文字列」と記述します。 ※説明用のためです。必須ではありません。 ┏━━━━━━━━┓┏━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃繰り返す回数 ┃┃TextBox1 ┃ ┗━━━━━━━━┛┗━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ┏━━━━━━━━┓┏━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃繰り返す文字 ┃┃TextBox2 ┃ ┗━━━━━━━━┛┗━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ┏━━━━━━━━┓ ┃ 作 成 ┃ ┗━━━━━━━━┛ ┏━━━━━━━━┓┏━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃作成された文字列┃┃TextBox3 ┃ ┗━━━━━━━━┛┗━━━━━━━━━━━━━━━━┛3.ボタンコントロールをダブルクリックして、 ボタンのクリックイベントの編集を開始して、 次のコードを記述します。 Private Sub Form1_Load(ByVal sender As System.Object, _ ByVal e As System.EventArgs) Handles MyBase.Load '繰り返す回数 TextBox1.Text = "3" '繰り返す文字 TextBox2.Text = "x" TextBox3.Text = "" End Sub Private Sub Button1_Click(ByVal sender As System.Object, _ ByVal e As System.EventArgs) Handles Button1.Click '繰り返された文字をセット TextBox3.Text = _ StrDup(CInt(TextBox1.Text), TextBox2.Text) End Sub4.ビルドして実行します。5.繰り返す回数に、”3”を入力します。6.繰り返す文字に、”x”を入力します。7.フォームに表示された「作成」ボタンを押します。8.作成された文字に”xxx”が表示されることを確認できます。-----------VB.NETコーディングここまで-------------------本サンプルでは、フォームロード時に、”繰り返す回数”と”繰り返す文字”をデフォルトであらかじめセットしています。繰り返す文字の指定が、2文字以上の文字列ときは、最初の一文字目が繰り返される文字として、適用されます。例えば、”繰り返す文字”に、”xyz”と指定した場合は、”xyz”の最初の一文字目である”x”が繰り返される文字として扱われ、後続の”yz”は無視されます。
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