テキストボックスのIMEモードを切り替える 【注意書き】●VB.NET を使っているものとします。●動作環境は、Windows XX を使用しているとします。.NET でも、テキストボックスのIMEモードを切り替えることが可能です。この機能を使えば、簡単に、入力項目にあわせたIME設定を行うなどの機能を持たせたアプリケーションを作成することができます。フォームに次の様なコードを記述します-----------VB.NETコーディングここから-------------------1.フォームに、テキストボックスコントロール、 ボタンコントロール を配置します。 下記は、デフォルトのオブジェクトの名前と配置を示しています。 ┏━━━━━━━━━━━┓ ┃TextBox1 ┃ ┗━━━━━━━━━━━┛ ┏━━━━━━━━━━━┓ ┃ComboBox1 ▼┃ ┗━━━━━━━━━━━┛2.フォームをダブルクリックして、 フォームロードイベントのコード編集を開始して、 次のコードを記述します。 Private Sub ComboBox1_SelectedIndexChanged( _ ByVal sender As System.Object, _ ByVal e As System.EventArgs) _ Handles ComboBox1.SelectedIndexChanged 'コンボボックスにしたがってIME設定を変更する Select Case ComboBox1.SelectedIndex Case 0 '制御しない TextBox1.ImeMode = ImeMode.NoControl Case 1 'IME オン TextBox1.ImeMode = ImeMode.On Case 2 'IME オフ TextBox1.ImeMode = ImeMode.Off Case 3 'IME 禁止 TextBox1.ImeMode = ImeMode.Disable Case 4 'IME 全角ひらがな TextBox1.ImeMode = ImeMode.Hiragana Case 5 'IME 全角カタカナ TextBox1.ImeMode = ImeMode.Katakana Case 6 'IME 半角カタカナ TextBox1.ImeMode = ImeMode.KatakanaHalf Case 7 'IME 全角英数 TextBox1.ImeMode = ImeMode.AlphaFull Case 8 'IME 半角英数 TextBox1.ImeMode = ImeMode.Alpha Case Else End Select End Sub Private Sub Form1_Load(ByVal sender As System.Object, _ ByVal e As System.EventArgs) Handles MyBase.Load 'サンプルのためのIME選択 ComboBox1.Items.Add("制御しない") ComboBox1.Items.Add("IME オン") ComboBox1.Items.Add("IME オフ") ComboBox1.Items.Add("IME 禁止") ComboBox1.Items.Add("IME 全角ひらがな") ComboBox1.Items.Add("IME 全角カタカナ") ComboBox1.Items.Add("IME 半角カタカナ") ComboBox1.Items.Add("IME 全角英数") ComboBox1.Items.Add("IME 半角英数") End Sub Private Sub TextBox1_Click(ByVal sender As Object, _ ByVal e As System.EventArgs) Handles TextBox1.Click 'テキストの全選択 TextBox1.SelectAll() End Sub3.ビルドして実行します。4.フォームに表示された コンボボックスで IME 全角ひらがな を選択します5.フォームに表示された テキストボックスをマウスクリックして キーボードから「A」入力を行うと、 全角ひらがなで「あ」と入力されていくことがわかります。6.フォームに表示された コンボボックスで IME 全角カタカナ を選択します7.フォームに表示された テキストボックスをマウスクリックして キーボードから「A」入力を行うと、 全角カタカナで「ア」と入力されていくことがわかります。-----------VB.NETコーディングここまで-------------------本サンプルでは、テキストボックスへの入力時に先頭から入力するよう全選択するロジックを差し込んでいます。本サンプルでは、ロジック上のコンボボックスを選択することによってテキストボックスのIMEモードを変更しています。IMEの設定は、デザインモードであらかじめプロパティ設定することが可能です。
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