サイトからページソースを取得する .NET では、Webへアクセスして、ページソースを取得させることが可能です。この機能を使えば、オリジナルのブラウザや、必要な箇所の情報を文字列操作で取り出すことが可能です。ここでは、簡単に、「URL」を指定してページソースを取得する場合での説明をしています。フォームに次の様なコードを記述します-----------VB.NETコーディングここから-------------------1.フォームに、テキストボックスコントロールと ラベルコントロールを配置します。 下記は、デフォルトのオブジェクトの名前と配置を示しています。 ┏━━━━┓ ┏━━━━┓ ┃Labale1 ┃ ┃TextBox1┃ ┗━━━━┛ ┗━━━━┛ ┏━━━━┓ ┏━━━━┓ ┃Labale2 ┃ ┃TextBox2┃ ┗━━━━┛ ┃※複数行┃ ┃ ┃ ┗━━━━┛2.テキストボックスコントロール TextBox2は、 複数行の入力とするため、 Multiline プロパティを True にします。(複数行) ScrollBars プロパティを Vertical にします。(スクロールバー)3.配置したコントロールの ラベルのテキストを入力項目にあわせて変更します。 ┏━━━━┓ ┏━━━━┓ ┃URL ┃ ┃TextBox3┃ ┗━━━━┛ ┗━━━━┛ ┏━━━━┓ ┏━━━━┓ ┃HTML ┃ ┃TextBox4┃ ┗━━━━┛ ┃ ┃ ┃ ┃ ┗━━━━┛4.フォームの一番下に、ボタンコントロールを配置します。 (デフォルトのオブジェクトの名前 Button1) ┏━━━━┓ ┏━━━━┓ ┃URL ┃ ┃TextBox3┃ ┗━━━━┛ ┗━━━━┛ ┏━━━━┓ ┏━━━━┓ ┃HTML ┃ ┃TextBox4┃ ┗━━━━┛ ┃ ┃ ┃ ┃ ┗━━━━┛ ┏━━━━┓ ┃Button1 ┃ ┗━━━━┛5.ボタンコントロールの text プロパティに「取得」と記述します。 ※説明用のためです。必須ではありません。 ┏━━━━┓ ┏━━━━┓ ┃URL ┃ ┃TextBox3┃ ┗━━━━┛ ┗━━━━┛ ┏━━━━┓ ┏━━━━┓ ┃HTML ┃ ┃TextBox4┃ ┗━━━━┛ ┃ ┃ ┃ ┃ ┗━━━━┛ ┏━━━━┓ ┃取得 ┃ ┗━━━━┛6.ボタンコントロールをダブルクリックして、 ボタンのクリックイベントの編集を開始して、 フォームの宣言部に、次のコードを記述します。 Imports System.Net Imports System.Text さらに、次のコードを記述します。 Private Sub Button1_Click(ByVal sender As System.Object, _ ByVal e As System.EventArgs) Handles Button1.Click Try Dim strUrl As String 'URL Dim myWebClient As New WebClient 'Web Dim myDatabuffer As Byte() 'バッファバイト配列 Dim strHtml As String 'URLをセットします strUrl = TextBox1.Text 'URLからデータを取り出します myDatabuffer = myWebClient.DownloadData(strUrl) 'エンコードしています strHtml = Encoding.Default.GetString(myDatabuffer) 'ページソースを表示しています TextBox2.Text = strHtml Catch webEx As WebException 'エラー TextBox2.Text = webEx.ToString() End Try End Sub7.ビルドして実行します。8.フォームに表示された 「URL」欄に、取得したいURLを入力します。 ※例) http://anetm.com/m/9.フォームに表示された「取得」を押すと、 「HTML」欄に、ページソースが表示されます。-----------VB.NETコーディングここまで-------------------Encoding には、 ASCII や Unicode などが用意されています。
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