徐々に消えるフォームをつくる

.NET (VB)の内容
【注意書き】
●VB.NET を使っているものとします。
●動作環境は、Windows XX を使用しているとします。


.NET でも、徐々に消えるフォームをつくることが可能です。

この機能を使えば、簡単に、
ボタンなどのアクションと同時に効果のある
アプリケーションなど簡単に作成できます。


フォームに次の様なコードを記述します


-----------VB.NETコーディングここから-------------------


1.フォームに、ボタンコントロール、
    タイマーコントロールを配置します。
    下記は、デフォルトのオブジェクトの名前と配置を示しています。


   ┏━━━━┓
   ┃Button1 ┃
   ┗━━━━┛


 --------------------------------------------
    (フォーム外)
   ┏━━━━━━━━┓
   ┃Timer1          ┃
   ┗━━━━━━━━┛



2.ボタンコントロールの
    Button1 text プロパティに「閉じる」と記述します。

  ※説明用のためです。必須ではありません。


   ┏━━━━┓
   ┃閉じる  ┃
   ┗━━━━┛


 --------------------------------------------
    (フォーム外)
   ┏━━━━━━━━┓
   ┃Timer1          ┃
   ┗━━━━━━━━┛


3.フォームルをダブルクリックして、
    コードの編集を開始して、
  次のコードを記述します。



    Private Sub Button1_Click(ByVal sender As System.Object, _
    ByVal e As System.EventArgs) Handles Button1.Click
        'ボタンを押すと、消えるフォームの処理開始
        Timer1.Enabled = True
    End Sub

    Private Sub Timer1_Tick(ByVal sender As System.Object, _
    ByVal e As System.EventArgs) Handles Timer1.Tick
        '透明度が完全になるまで、タイマー処理を実行しています
        If Me.Opacity <= 0 Then
            Timer1.Enabled = False
            Me.Close()
        End If
        '透明になるまでのステップ値です。
        Me.Opacity = Me.Opacity - 0.025
    End Sub

    Private Sub Form1_Load(ByVal sender As System.Object, _
    ByVal e As System.EventArgs) Handles MyBase.Load

        '消えるフォームのタイマー初期
        Timer1.Enabled = False
        Timer1.Interval = 200

    End Sub


4.ビルドして実行します。

5.「閉じる」ボタンを押します。

6.フォームが徐々に消えることを確認できます。



-----------VB.NETコーディングここまで-------------------

本サンプルでは、
タイマーを使って、フォームの透明度をあらわす
Opacity のプロパティを減算していき、最終的に透明度が
完全になったら、フォームを閉じるようにしています。


透明になるまでのステップを 0.025 (2.5%)とし、
100 % から 2.5 %を減算していき、0%でフォームが閉じられます。

この値をカスタマイズすることで、透明化までのスピードを
調節することが出来ます。

透明化までのスピードは、
タイマーを早めたりする事でも可能です。




 

http://anetm.com/dev/d.cgi?SC=DTDTL&o=Ow7

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